自担がデビューするということ
2018年1月17日
応援している岸優太くんのデビューが決まった。
前々日に情報局から来たメールには、ジャニーズJr.出演「特別番組エキストラ」番組協力の文字。
ちなみにそのメール届いたの18時。応募締め切り翌日16日の午前10時。当落はその8時間後(18時頃)。収録日翌々日17日。当日の集合時間午前11時。バカ。(ジャニーズあるある)
「またそんな急な……どうせ大したことでもないな。せいぜい新しい現場の発表会見だろ」
くらいに思っていた。
ただ年末にしれっとテレビ誌で発表されてたTOKIOカケルの出演の放送日と番協の収録日が一緒だったから、本当に、ほんの少しだけ「まさかね」とは思っていた。
申し込んだ。
外れた💢*1
まあそこはいい。
後々死にそうなくらい後悔したけど番協ばっかりはどうにもならない。
当選した友達に万が一のことが起きたときのレポを頼み、あまり気にしないようにした。
当日。
一応絶賛就活中の大学生なので、その日は結局知り合いに就職関連の話を聞きに行っていた。
そろそろ番協も終わったはず。
そう思いながらもさすがにスマホを取り出す訳にいかず、結局友達からのラインを見れた時にはすでに15時をまわっていた。
前日に頼んだ友達からはもちろん、通知欄に表示されるたくさんのメッセージ。
みんな同じことが書いてあった。
「デビューだよ」
その画面を見た瞬間、
ひゅうと喉が鳴った。
声が出なかった。
指先がすごく冷たくなった。
全身が心臓になったみたいに動悸が止まらなくなった。
よく小説に出てくるありきたりな表現だけど、全部本当だった。人間って、本当にびっくりすると声は思うように出ないし手は冷たくなるし全身がドクドクする。
もちろんその場に感情を共有できる人もおらず、私は自担のデビュー発表をただ一人ぐちゃぐちゃな感情を抱えながら噛み締めた。
私が初めて好きになったJrは何を隠そうじぐいわだった。
色々あってじぐいわに降りるか悩んでいたところ、元担と岩橋くん目当てで見に行ったサマステで私にとって岸くんでしかなかった岸くんを見て岸くん!!!!と稲妻が走り、呆気なく岸くんに降りて担降り劇は終了した。*2
未来に期待しかなかった私はその後Mr.King vs Mr.Princeが解体されPrinceは極寒たる干されの冬を過ごし、結局そのままデビュー発表するまで格差は終わらないことなど知る由もないのであった(完)
というわけで私は自担の岸くんのみならずじぐいわにも思い入れは強く、そんな3人で構成されたPrinceはもちろん好きで好きで仕方ない。
どんなに岸くん以上に好きになるアイドルができたとしても、おそらくPrince以上に好きになるグループは今後一生出てこないだろうと本気でそう思う。
Jrに対して永遠を願うなんて自殺行為だと分かっていたけれど、それでも願わずにはいられなかった細胞レベルのPrince担だった。
そして2016年、Princeはやっと初めてのオリジナル曲「Prince Princess」をもらい、ファンの名前Princessもすっかり定着した。
デビュー組でファンに名前がついてる場合もあるけど、メンバー全員が自らその名前をライブだけじゃなく紙面やテレビでもたくさん呼んでくれるってなかなかないんじゃないかと思う。
こっちが気恥ずかしくなってしまうくらい、彼らは私たちファンの存在をきちんと認めてくれて、ファン一人一人に対して真摯に向き合う本物の王子様だった。もちろん今も。
2017年、春頃のステナビでは
「絶対にPrinceじゃなきゃ、ということではない」
「個々の意識を持たないと」
と、今はあくまで個々の戦いであって、メンバー含め周りはみんなライバルだという対談をしていた。
驚かなかったと言えば嘘になるけど、やっぱりセクバを生き抜いた彼らは強いと思った。
初めて流動性のないグループになって、それに胡座をかくような人たちではなかった。
それからあの夏を経て、
PrinceはPrinceであり続けることを望んだ。
絶対にPrinceじゃなきゃ、と思ったのだ。
「こだわっちゃいましたね」
「だって、できたんだもん。そういうグループが」
あっけらかんとそう話す3人は、ただPrinceでいたいという気持ちだけじゃなくて、これまで歩んできた道の先に今のPrinceがあるということをきちんと分かっている人たちだった。
Princeが好きだ。
本当に大好きだ。
文字通り苦楽を共にして、
アイドルとしての確固たる信念を持っていて、
絶対に手を抜かなくて、
不器用だけど努力の人の集まりで、
ステージに立つ限り誰かが自分を見ている、応援しているということを分かっている。
まさしくデビューすべき、
報われるべきグループだと、
自担フィルターかかりまくりで申し訳ないけどそれでも声を大きくして言いたい。
そんな3人がデビューすることになった。
こんな文章を書いているけど、まだまだ実感はわかないし、「King&Prince」という文字列に親近感は正直まだない。
内外どちらからも意見が出ているのは知っている。外の声は全く見ていないし、今後も見るつもりもないから分からないけど、それでもやっぱり内側からも複雑な声は上がっている。
3人がよかったという気持ちはどちらのファンも持ちうる感情だし、正直言って私もその内の一人だった。
3人でいい。3人がいいと心から思った。
再結成なんてもうしなくていい。
PrinceがPrinceでいてくれたらそれでいい。
ずっとそう思っていた。
「再結成してほしい」
「再結成しなくていい」
どちらの声にもきっと正解不正解なんてなくて、再結成をファン全員が純粋に待ち望むには2年という時間があまりにも長すぎた。
たったの数ヶ月で簡単にポジションが変わってしまうJrの世界のなかで、
今あるグループ、今いるJrは今この瞬間しか見ることができないJrの世界のなかで、
本当に実現するかもわからない再結成という夢よりも今いるMr.KING、Princeというそれぞれのグループの今、そして未来に賭けるのは当たり前の心理だったのだろうと私は思う。
だけど、こんな一握り以下しか掴むことのできないデビューで、Princeが誰一人欠けずに、Princeという名前を残してデビューしてくれる事実は私にとって何にも代えがたいことだから。
この6人で活動することを6人が自分の意思で決めた以上、この現状以外の何かを望むなんて、それはもうオタクのエゴなんじゃないかと思う。
私はPrinceとしての活動を絶対に忘れられない。
忘れない。忘れたくない。
誰がセンターになっても輝いて、
どのコンビの組み合わせになっても楽しくて、
美しくて儚くて優しい王子様。
これからキンプリのファンにどんな名前がつこうと、私はずっとじぐいわきしハニーでありPrincessだ。
きっとそれはいつまでも変わらない。
だからその気持ちは忘れずに、またキラキラした6人を純粋な気持ちで応援できるようにしたい。
「Mr.King vs Mr.Prince」を初めて見たときのワクワク感をこれからはずっと感じられるんだと思って、
ゆっくりと受け止めていきたい。
改めて、岸優太くん。
平野紫耀くん。永瀬廉くん。髙橋海人くん。
デビュー、本当におめでとう。
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