Princeと久保田洋司さんの親和性
最初に注意書きさせていただきますが、以下全てあくまで私個人の解釈であり推測及び感想文です。なので「こんな考え方もあるな」程度に捉えてやってください。
今からちょうど1年前になる2016年7月11日月曜日、少年倶楽部の収録でPrinceの初オリジナル曲となる「Prince Princess」が初めて披露された。*1
不遇の冬を越えて本当にやっとの思いでもらえた3人だけのためのオリジナル曲。それだけで私たちにとっても3人にとっても大切な曲なのに、この曲のメロディーと歌詞はもう100000億満点で素晴らしかった。
朝までひざを抱えてた
Oh Prince Princess 顔をあげて
星空は君を包んでた 心がうつむいても
踊るように歩くくせが
そのままにすり減ったクツの底愛しいよ
笑顔見せて誰もがこの星の大切な Prince Princess
未来は君の手に託される
ボロボロになってもダメダメになっても
立ち直れる君は Prince Princess
誰もが空の下美しい Prince Princess
扉を開くカギ握ってる
ボロボロの涙でビショビショになっても
立ち上がれる君は Prince Princess
この歌詞の基本の筋としては、
辛いこと、嫌なことがあるかもしれないけど君は絶対に立ち直れる。未来は君が君の手で切り開くんだよ。
ということかなと。実に捉えやすくストレートだけど優しくて、スッと心に沁みこむ応援歌。
だけど「君」は立ち直れたから偉いね、すごいね、ということなのか、若しくは今はまだ立ち直れていないけど絶対に大丈夫だよ、ということなのかは人によって解釈が違ってくるところなのかなと。
でも色々な解釈ができるからこそ色んな状況の人を励ませられるし、万人に受け入れられる理由なんだと思う。
そして今日2017年7月7日放送の少年倶楽部でPrinceがDREAMIN' BLOODを披露。
DREAMIN' BLOODという曲は関ジャニ∞の楽曲で、Jr.時代から歌われていたもの。作曲は谷本新さん、そして作詞は久保田洋司さん。
夢見ることをやめない
僕らの中のDREAMIN' BLOOD
何度生まれ変わっても君とここに立とう
夢はめぐり続ける
星座が駆けるように
さあ行こう
僕らには夢を叶えられる力がある
いや最高かよ……。
がむしゃらにできる若い今だからこそ、デビューという夢を追い続けるJr.だからこそ歌ってほしいとずっと願ってた一曲。
先日発売されたSTAGEnavi*2で、
「絶対にPrinceじゃなきゃ、ってことではない」
「個人個人という意識を持っていないと」
と、達観した意見を述べていた3人。
これを読んで全く衝撃を受けなかったといえばもちろん嘘になるけど*3、グループに対しての愛やプロ意識の高さも十分すぎるほどこちらに届いている上での発言だったので、全面的に信頼を置いているから心配はまったくしてない。
それでも少々Twitterを騒がせたのは事実だった。
その上での今回のこの選曲。
そしてそれに添えられた
「Princessを一生守って愛したい」(岩橋)
「Prince3人で一緒に過ごしていきたい」(神宮寺)
「億万長者になりたい」(岸)*4
という3人の願い。
何度生まれ変わっても君とここに立とうって・・・
僕らには夢を叶えられる力があるって・・・
身体を流れる血が夢を追いかけてるんですよ………細胞レベルですよ………
あまりにエモくて、桃鉄で目的地寸前にぶっとばしカードを使われたときくらいの衝撃を受けた。
グループに固執しているわけではないと言いつつも、3人が3人とも本当にPrinceというグループ、そしてお互いを大切にしているんだなあと。
この2曲だけで「偉大すぎる…」と感じていたのに、久保田さんが今までジャニーズに提供されてきた楽曲を調べていたら、もうじゃんじゃん出てくる。
名曲全部久保田さんが書いたんちゃうか。
どこか大人びて見えた あれは口紅のせいだって
今ならさまざまに思い当たることもあるが
忘れてしまっても忘れはしないよ 胸のどこかが
(台風ジェネレーション/嵐)
星と星とをつなぎ 君と僕を結ぶ
だから笑って Smile Tonight
君に自慢できるような毎日じゃないけど
君だけを想ってること 誇りに生きて
(君だけを想ってる/嵐)
夜は夜になるため 太陽を犠牲にするという
永遠なものなんてない
それでも星は二人の上で光る
飛ぼうと決めたから 鳥は翼を得た
翼があったから飛んだわけじゃない
ねぇきっと僕たちは気づかないだけ
今もこの星はまわり続けている
(DREAM BOY/DREAM BOYS劇中歌)
「愛しさはどこから?」って いつか君
悲しさと同じ場所だろう
(切なさが痛い/SMAP)
二人で見たあの星座が見知らぬ空に傾くよ
その向こうに君の街の
明かりが見える気がしてたまらなくなる
(無邪気な時間は過ぎやすく/Sexy Zone)
輝きの一つとして僕らは
星たちの下で歴史を刻む
(Star Time/Hey! Say! JUMP)
その他にも、嵐の代表曲中の代表曲WISHに始まり五里霧中、テ・アゲロ、関ジャニ∞のプロ∞ペラ、KinKi KidsのAnother Christmas、NEWSのDREAMS、Hey! Say! JUMPのDreams Come True、心・技・体、ス・リ・ル、Sexy ZoneのカラフルEyes、よびすて、シャンデリア・アベニューなどなど、そうそうたる名曲のオンパレード。
この中にPrince Princessがあるんですよ…。
しかも登録されたアーティスト名も「ジャニーズJr.」じゃなくて「Prince」表記なんですよ………。
最高じゃん………。
そしてこの抜粋を見ていただくと分かると思うんだけど、結構な割合で「星」というワードが使われていて。
そしてそれはPrince Princessも例外ではなく、
「星空は君を包んでた」
「誰もがこの星のPrince Princess」
など(「この星」は地球のことだろうけど)。
その他にも「踊るように歩くくせ」だったり表現が全部綺麗で、すごくキラキラした情景が目に浮かぶし、三者三様でありながらもそれぞれが王子様の王道をゆくPrinceに本当にぴったりで3人がより輝いて見える。
ありがてえありがてえと久保田さんにプリンを御中元として送りたい気持ちを抑えつつ、ネットに掲載されている限りですがインタビュー記事を調べていたらこんな記事が。
ブログにライヴの写真をアップしながら思ったんですけど、この写真は数日前まではなかった写真なんだよなあって。それまではぜんぜん存在しなかったものがそこにある。なんであるかっていうと、時が流れたからなんですよ。その数日間っていうのは短いですけど、時が流れたからこそ存在しうるもの、出会えるものっていうのを毎日見つけながら表現していく。僕らに限らず、自分たちにしかできないものってみんなが持ってると思うんですよ。時が流れていって、そこで出会ったものを拾い上げるかそのまま通り過ぎるか──僕らはそれを拾いまくって、これ昨日までなかったけど、こんなすごいものを今日は持っている、そんな感じでやっていけたらなあって思いますね。
(2012年7月掲載Musicshelfより)
「時が流れたからこそ存在しうるもの、出会えるもの」
これって・・・
この最たる例が「星」なのでは?
例えば、北極星は地球から430光年離れている。つまり今見える北極星は今から430年前に発せられた光が地球に届いたものであり、過去の産物。*5
これって、まさに時が流れたからこそ出会えたものの一つではないのか。
星や星座という「時が流れたから出会えたもの」を通してメッセージを伝えようとしているのではないのか。
あくまで妄想レベルに私の想像なので本当のところはわからないけど、辻褄が合いすぎてめちゃくちゃ興奮してしまった。
先ほど書いた通り、久保田さんの書いた歌詞には星座や夜空の情景が描かれることが多い。
Prince Princessも例外ではなく、そのキラキラとした表現の歌詞が最高に彼らにマッチしています。
久保田さんの「王道」とPrinceの「王道」が重なってあのとんでもない名曲になったのではないかなあと感じるのです。
Prince Princessはただ曲がいいというだけではなくて、Princeの3人が歌うからより輝くんだと。
キラキラした人がキラキラした曲を歌えばキラキラのエターナルなんや!!!!!
つまり結局言いたいのは久保田さんが書く歌詞とPrinceの相性はバツグンすぎるのではないか・・・ということです。
Princeの初オリ曲の作詞が久保田さんで本当によかった!!!!!
Princeよ、もっと久保田さんの曲を歌ってくれ!!!!
そして久保田さん、ますますのご活躍をお祈り申し上げます!!!!
久保田さん本当にありがとうございました!!!!!
※これはすべてあくまで私の感想及び想像です。